2008年10月25日土曜日

Possibly erroneous explanation?  Posiblemente, la explicación errónea,¿no? ひょっとしたら間違い?


今週、水曜日のガッテンで、「生死を分ける!若返り健康体操ホントの効用脳活性で体のキレ復活伸ばすだけ」をやっていました。アフォーダンス理論の端っこに居るつもりの当方にとって、少し違和感を感じた事がありました。番組では、運動に先立って身体の運動を決めているデータベースが脳に有って、これを順次読み出して運動を行っているとの説明が行われていました。この様な古典的な運動制御モデルでは、人間の身体の持つ自由度、身体の置かれた状況によって生じる多様性に反応していることを事実上説明出来ません。このことは、既にロシヤの生理学者、ベルンスタインによって既に指摘されています。古い時代遅れの認知心理学に基づいた説明ではないかと危惧しています。分りやすさとホントとは少々違ってもいいと思いますが、ちょっとどうかと思っています!写真は、当方の尊敬する佐々木先生の著書、「アフォーサンスー新しい認知の理論」ページ85にある図16古典的運動制御モデルをコピーしたものです、番組で説明されていたモデルそのものです。今から随分前になりますが、この本を手にした時、感激して、何回も、何回も、繰り返し、繰り返し読んだことを想い起こしています。人工知能研究を捨てるきっかけなった本です、>_<;。