2007年6月13日水曜日

本日夕方の風速は平均5m/秒

従って、空気の密度を1.3kg/m3くらいとすると、揚力は360g位と推定されますから、凧の引きも強く、頭の上を通り越して揚がっていました。これ位風の強さがきつくなると、凧の重さなんて関係ないって感じですが、とにかく軽く作ると例のイヤな水汲み運動が起こりませんから、揚力と重さの比がでっかい事がやっぱり大事です。

何故頭上高く水平に飛ぶか?High up in the sky, why?

普通の凧と違って頭上高く水平に飛ぶのは何故か?三角の水平尾翼付きの、このデルタカイトが何故そんなに良く飛ぶのか、この理由を多少とも知りたいと思って、キーワード、「揚力」、「揚力比」などをWikipediaで調べると、何となく理解できる結果が得られました。この凧の揚力を計算するのは非常に難しいのですが、単なる平板の凧の揚力は簡単に計算できるので、飛翔状態における凧の水平投影面積を以って揚力を計算することにします。先ず、凧の姿勢ですが、経験上、10度から20度くらいの姿勢で飛んでいることが分っていますし、風の強さが2mを超えるとまさに水平に飛んでいるような感じになります、これを勘案して、凧の姿勢を水平から10度上向き、水平投影面積の実測凡そ2,060平方センチメートル、風力3m/毎秒の時の揚力は、130gとなります。凧の重さは27gですから、十分揚力の方が大きいことが分ります。また、使用しているテグスは、2号のテグスですから、100mくらい上げてもその重さは殆ど問題になりません。これですね、この凧が頭上高く水平に飛ぶ理由は!!!!!主翼が丸く撓んでいますから、垂直尾翼は必要ではありません。